2009年頃から台頭してきた「ソーシャルゲーム」とは、一体何なのでしょうか。普通のゲームとは、どこが違うのでしょうか。
ソーシャルゲームは、英語で「Social Network Game(ソーシャルネットワークゲーム)」と記します。「言霊(ことだま)」というのもある様に、名称を正しく理解することは大切です。
ということで、まずは言葉から正確に噛み砕いてみましょう。「ソーシャルネットワーク」とは何を指すのでしょうか。
まずは辞書で「Social」を引いてみました(※goo辞書を利用しました)。
social [形] 1 〈地位・身分・階級・立場が〉社会的な;〈慣行・環境・問題・改革が〉社会上の, 社会的な;社会(生活)の(ための);社会福祉の(ための), 社会事業に関する 2 〈クラブ・会合・パーティーなどが〉社交[親睦(しんぼく)]のための
まあ、簡単に言えば「社会的な」というコトですよね。
では、次に「Network」を引いてみます。
net・work [名] 1 (電線・血管・通路などの)網状組織;相互に密接な関連のある建物[事務所・駅など]の組織 2 (1) (ラジオ・テレビの)ネットワーク, 放送網(▼米3大放送網はABC, CBS, NBC);(放送網に番組を提供する)キー局. (2) 《電気》回路網. (3) 《コンピュータ》ネットワーク. 3 [U][C]網細工[製品];網織物. 4 (情報などを交換する)連絡網, ネットワーク;(個人の活動に役立つ)つながり.
こちらは、要するに何らかの「つながり」を指す単語ですね。
そして、これら2つの単語をつなげた「ソーシャルネットワーク」とは、辞書的に言えば「社会的なつながり」という意味となります。
ところで、実際の人間社会における「社会的なつながり」は、どんなものがあるでしょうか。
- 親子、家族、親戚などの「血のつながり」
- 恋人、夫婦などの「精神的なつながり」
- 知人、友人、親友などの「他人とのつながり」
- 同じ学校、同じ会社、同じサークルなどの「組織的つながり」
- 同窓生、同期などの「世代性つながり」
- ご近所、同じ地区、同じ国などの「地域性のつながり」
「社会的なつながり」と一言で言っても、色々な区分があります。特に、上にいけばいくほど個人的な意識や存在が大きくなる感じですね。
まとめますと、「ソーシャルネットワークゲーム」とは、「社会的なつながりを持つタイプのゲーム」ということになります。